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11.102020
~サルコペニア防止対策~
人間の筋肉量の70%は下半身にあるとされてていますが
年を重ねるとともに脚力は低下していきますね。
このような加齢に伴って生じる骨格筋量の減少と筋力の低下を
「サルコペニア(sarcopenia)」と呼ばれています。
サルコペニアは、転倒や骨折を引き起こす危険性があり、
寝たきりや要介護を招く要因の1つになります。
国立大学法人・鹿児島大学の研究によると、1回60分の運動プログラム
(ゴムバンドによる筋力トレーニング、ストレッチ、バランストレーニング、有酸素運動)を
週1回×12週間行うことで高齢者の身体機能(椅子からの立ち上がりや歩行など)
に改善が見られたという報告などがあります。
そこで今回は簡単にできる脚筋トレーニングをご紹介します。
まずは、ふくらはぎにある筋肉(ヒラメ筋)を鍛えるトレーニングです。
①立った姿勢で壁に両手をつきます。
②大きくつま先立ちしてそのまま3秒キープしてかかとを下ろします。
これをまずは5回くらい繰り返し、慣れてきたら10回やってみましょう。
続いて、太ももの裏にある筋肉(ハムストリング)を鍛えるトレーニングです。
①立った姿勢で、ベッドの下の部分など、50cmくらいの高さのところに足首の後面
をひっかけます。
②脚で持ち上げる感じで力を入れて5秒キープします。
これを3~5回繰り返しましょう。
もしふらつくようであれば、壁や椅子に手をついてやってみましょう。
いかかでしたでしょうか。
自宅でも簡単にできそうですよね。
無理せず、自分にあった回数・ペースで行ってみてください。
〔参考文献〕
国立大学法人・鹿児島大学『【研究成果】高齢期のサルコペニア(骨格筋量の減少)
に対する運動(エクササイズ)の効果~自宅で実施可能なプログラム』
https://www.kagoshima-u.ac.jp/topics/2020/05/post-1689.html