美容効果やリラックス効果があり、若い女性に人気のヨガ。
柔軟な身体で、ストイックに難しいポーズを行うイメージがありますが、
ヨガは体の柔軟な人、若い人だけのものではありません。

今は自治体の市民講座、病院、高齢者施設など様々な場所で、
「シニアヨガ」というやさしいヨガが行われています。
今回は「シニアヨガ」の特徴や効果、注意点などをご紹介します。

シニアヨガとは、名前のとおり高齢者向けのヨガです。
ヨガスタジオなどで行われる一般的なヨガは、
「アーサナ」と呼ばれる完成されたポーズを目指すことが多いですが
シニアヨガでは完成されたポーズは求めません。

人は年を重ねるにつれて身体の様々な部分が思うように動かなくなります。
シニアヨガでは、高齢者それぞれの特性を受け止め、
一人ひとりが安全に、心地よく感じられるようなヨガの動きを行います。
また、壁やイス、タオル等の補助具を積極的に用いて、
無理なく体を動かすことも、シニアヨガの特徴です。

シニアヨガの効果は、一般的なヨガと共通しますが、
続けることでシニア世代によくあるケガの防止につながります。

呼吸を深めながらストレッチやポーズを行うことで、
心身ともにリラックスし、精神を安定させ、
ストレス解消や血流改善が期待できます。
また、長く続けることにより、筋肉量が増えて代謝アップし、
足腰が強くなることで「転びにくい身体づくり」ができます。

シニアヨガで大切な事は「無理をしない」こと。
無理に身体を動かすと、転倒やケガの恐れがあり注意が必要です。
始める場合は自己流でなく、
まずは専門家の指導を仰ぎながら行うようにしましょう。