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2.272018
歩行を支援する福祉用具・介護用品
歩くことは生活の行動範囲を広げるだけでなく、
身体機能の維持や回復にもとても重要な役割を担います。
だんだん歩くのは不安になってきた・・・といった方には、歩行を補助してくれる福祉用具・介護用品の使用がオススメ。
歩行補助用具には、さまざまな機能や種類がありますので、ご自分にあったものを選びましょう。
杖
家の中の生活は自立していても、外出する時に不安がある方は杖の利用が良いでしょう。
杖は体のバランスを補ってくれますので、安定した歩行が可能になります。
杖を使用すると、具体的にどのような効果を得られるのでしょうか?
杖を日常生活に取り入れるメリットですが、
・足腰にかかる荷重を減らし、歩きやすくします。
・歩行にリズムが生まれることで安定感が増します。
次に、杖の合わせ方ですが、
①腕を垂直に下ろしたときの手首の高さにグリップがあること。
②足の外側15cmおよび前方に15cmのところに杖をついたとき、ひじの角度が約30度になること。
個人差はありますが、杖の長さをしっかり調節することで、歩きやすさも増すことでしょう。
歩行器(サポートカー)
歩行が不安定で、外出の際にしっかり体を預けられるような安定感が必要な方は、歩行器の活用がオススメです。
しっかりした作りになっているので、安定した歩行が可能となります。
疲れたら座ることもできる座面がついているものもあります。
・一本杖では安定して歩けない
・長距離を歩くことが困難
といった方が使用される福祉用具となっています。
シルバーカー
杖での歩行が不安な方や、お買い物の際に荷物が多くて大変な方にオススメです。
重い荷物を楽に運んだり、お出かけの途中で座って休むことも可能。
シルバーカー は、歩行に問題はないが足腰が弱く、膝や腰に疲れや痛みを生じやすい高齢者の歩行を助ける手押し車となります。
また、屋外で外出時にはイスとして利用することも可能であり、 シルバーカー の多くは車輪にブレーキが付いています。
歩行器との違いですが、歩行器(車輪付き)はあくまで歩行を補助するための道具であり、安定性を保つ理屈は「杖」と同じです
一方でシルバーカーは、歩くことに問題のない人が使用するための道具となっています。
尚、座面へ座る際には、転倒を防止するために必ず車輪にロックがかかっていることを確認して頂きたいと思います。
ショッピングカート
シルバーカーと異なり、体の側面で操作するしたり、後方で引っ張るタイプのものなどがあります。
デメリットとしては歩行器やシルバーカーと比べ安定性が低く、歩行を補助するという機能としては物足りない。