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8.172021
~夏野菜を美味しく食べて健やかに②「和ハーブ」の魅力~
暑さで食欲が低下するこの時期、
「和ハーブ」といわれる大葉や茗荷など爽やかな香りのお野菜は、
和食の薬味として大変重宝しますね。
香りの成分は鼻からすばやく脳を刺激し、気道から血管に乗り、体内を循環するため
たとえ微量でも、さまざまな形で身体に働きかけてくれます。
今回は、夏の「和ハーブ」の定番、
大葉と茗荷の爽やかな香りに秘められた健康効果をご紹介します。
~和ハーブ代表「大葉」~
「青じそ」ともいわれるシソ科の植物で、香りの強さから虫が寄らないため、
家庭菜園でもその育てやすさが注目され、香りを味わう様々なレシピがこの時期たくさん紹介されています。
まさに「和ハーブ」代表ともいえる大葉。
大葉の特徴的な香りは、香り成分「ペリルアルデヒド」からくるものです。
ぺリルアルデヒドは整腸作用や発汗解熱作用、抗炎症作用などの効果があり、
古くから漢方にも用いられてきました。
夏バテで食欲がない、胃腸の調子がすぐれないなどの症状に働きかけてくれます。
また、お刺身に大葉が添えられていますが、強い殺菌・抗菌作用のある香りですので、
食中毒予防の観点からも、大変理にかなっていますね。
~茗荷の香りで森林浴♪~
茗荷の爽やかな香りは「αピネン」といい、アロマテラピーにも使われる精油成分の一つです。
スギやヒノキはもちろん、ほとんどの木に含まれており、
森の空気に含まれている成分であるため、森林浴効果が期待できます。
αピネンは大脳皮質を刺激し、眠気を覚まし、頭をシャキッとさせます。
また、血液循環の促進や、発汗効果,熱冷ましの効果、利尿作用もあるため、
塩分の多いものを合わせるとむくみ防止にもなります。
「和ハーブ」の爽やかな香りを上手に使って、
厳しい夏の暑さも健やかに乗りきっていきたいですね。
健やかな身体づくりには、運動も大切です。
暑さを避けた朝夕に、シルバーカーでお散歩はいかがですか。
皆様のご来店お待ち申し上げます。