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11.92021
~魔女の一撃!?ぎっくり腰の対処と予防~
重いものを持ったり、力を入れて立ち上がった瞬間に
腰に激しい痛みが起きる「ぎっくり腰」。
ドイツ語では「ぎっくり腰」を「魔女の一撃」
(Hexenschuss:へクセンシュス)といい、
中世時代から使われる表現だそうです。
さっきまで元気だった人が、急に腰の痛みで動けなくなる様は
まさに魔女の仕業のようですよね。
今回は、ぎっくり腰になった時の過ごし方、
予防のための生活習慣についてお伝えします。
ぎっくり腰は「急性腰痛」といい、
腰周辺の疲労の蓄積やストレスなど様々な原因により発症します。
ぎっくり腰は、おおむね数日から1~2週間以内で症状が治まるといわれます。
もし、数日たっても改善しなかったり、さらに痛みが激しくなる場合は、
別の疾患の可能性もあるため、医療機関の受診をおすすめします。
ぎっくり腰になった時、かつてはしばらく安静にしておくのが良いといわれていました。
しかし、最近は、痛めてから3日間ほどは炎症が強いため、アイシングをしながら安静にし、
その後は、動ける範囲内で少しずつ動いていくほうが経過が良いといわれています。
安静の時は、膝をまげて横になり、腰に負担がかからない姿勢をとりましょう。
仰向けのときは、膝裏にクッションや枕をあてたり、
低めの台に足をのせるのもよいでしょう。
日常生活の中でぎっくり腰を予防するには、腰に負担をかけすぎないことが大切です。
物を拾う場合は、膝を曲げ、腰を落として拾ったり、
中腰の状態で、長い時間作業をしないなど、
日頃のちょっとした動作にも注意してみましょう。
腹筋や背筋を十分に鍛えたり、股関節を柔らかくすることも
腰の負担を分散させことにつながります。
腰やお尻、前ふとももの筋肉を伸ばすような
ヨガのポーズやストレッチを習慣づけると
ぎっくり腰の予防につながりそうですね。
自分のペースでほどよく身体を動かし、
腰に疲れをためない、優しい身体づくりにつとめましょう。
日々のお散歩やお買い物も、ちょっとした運動です。
お出かけのサポートにシルバーカーはいかがでしょうか。